Me.Children　『 Atomic Heart 』

桜井和寿と小林武史の大きな2つの才能が産み出した恐るべし怪物アルバム。

それまでのミスチルには見られなかったU2色の濃いいデジタルロックで幕を開け、ストーンズっぽい黒いロックに続く。
「イノセント・ワールド」「クロスロード」といった超名曲ヒットシングルが中盤を支える。
「ジェラシー」で恋愛のメカニズムをDNAレベルで唄ってしまい、「雨のち晴れ」でサラリーマン哀歌を、「ラウンドアバウト」で孤独を、「OVER」で失恋を唄う。
今までにない新しい雰囲気で、ミスチルと小林武史はやってしまった。
名曲揃い歴史的名盤。

ミスチルのスゴイところは、それだけではない。
このアルバムを9月に発売し、これが売れてるときに「 Tomorrow never knows 」を11月に「everybody goes−秩序のない現代にドロップキック 」を12月に発売。
名バラードシングルと名ロッケンロールシングルを連発して放ってるのだ。
アルバムで圧倒されまくって、「 Tomorrow never knows 」で泣かされて、「everybody goes」でストレス解消・爆発・乱舞。

1994年は、ミスチル圧勝。　レコード大賞は「イノセントワールド」だった。
しかも、その曲を売り上げ枚数では「 Tomorrow never knows 」が上回ってる。　恐るべし・・・

売れるものが良いとは言い切れない。
が、これは良くて売れたのだと思う。

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今日は　TENYO（手品グッズの会社）から不思議パズルと　手品カタログが届いた。
カタログはいらなかったのにぃぃ。
あのネタはどこで買うんやろう？　っていう謎は解けたけれども・・・
今後はテレビでやってる手品を見ても　「　あぁ　あれは、8000円のやつか・・・」と夢の無い見方をしてしまうであろうこと嫌気がさす。
やっぱり夢を見せる仕事をしようと思うと、自分は夢が見難くなるものなのかもしれない。